ギリシャ神話






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ギリシャ神話と花言葉のページ

♪ギリシャ神話と花言葉♪

ギリシャ神話は紀元前8世紀頃〜9世紀頃、詩人たちによって書かれたとされています。
それらを元に数千年の間に古代ギリシャやローマの詩人や歴史家、
学者などが民間に伝わる話を記録したと言われます。


現在語られている書物は紀元前1世紀〜2世紀ごろにまとめられたものだそうです。
ギリシャ神話
については奥が深くたくさんの興味深い物語があります。
星座や恋愛などに関する物語が多く、調べだしたり読み出すと深くはまってしまう人も多いことでしょう。


花言葉の由来にもギリシャ神話からの伝説などが元になっているものがあります。
ちょっと切ないお話が多いのですが、ここでは語り継がれている可憐なお花のエピソードを少しご紹介します。

アネモネ
〜はかない恋、恋の苦しみ、薄れゆく希望〜


アネモネのギリシャ神話は大きく2つの説があるようです。


まずは美少年のアドニスのお話です。
薔薇の神話にも出てくる美の女神アフロディテの息子エロスが
誤って放ったキューピッドの矢が美少年アドニスの胸を射抜き、
彼女は恋に堕ちてしまいました。


アフロディテの愛人アレスはアドニスに嫉妬し、
野に凶暴な猪を放ちます。
狩り好きな美少年アドニスは、アレスに放たれた
猪の牙に突かれ命を落としてしまいます。
駆けつけたアフロディテは悲しみのあまりに流した涙が
アネモネとなったという説と、アドニスの流した血が赤い花が、
アネモネになったとも言われています。


もう一つ、アネモネは娘だったという説もあります。
花の神フローラは、花を咲かせる風の神ゼフュルスに
愛されていると思っていました。
ところがゼフュルスが愛していたのは、
フローラの侍女アネモネを愛していました。
それを知ったフローラは怒り、アネモネを追放してしまいます。


心優しいゼフュルスはアネモネとの諍いを避けるために、
仕方なくアネモネを花にしてしまったそうです。


どちらのお話も恋と嫉妬の心情が描かれていますね。
いずれにしてもアネモネは哀しいお花ですね。


クロッカス
〜不幸な恋〜


クロッカスのギリシャ神話にも大きく2通りあります。


神々の伝令役のヘルメスは、ある冬の日に
婚約者の美しいクローカスと雪の中を遊んでいました。風が強くなってきた頃、急いで帰ろうと思い、
クローカスをソリに乗せ、ヘルメスが乗ろうとした時に
風がソリを飛ばしてしまいます。


クローカスを乗せたソリは谷底へと落ちていきました。
慌てて追いかけたヘルメスですが、
そこにはばらばらになったソリと
白い雪を血で真っ赤に染めてしまった
変わり果てたクローカスの姿がありました。


彼女を生き返らせようとしましたが、
彼の願いは叶いませんでした。
翌年の冬、ヘルメスが谷底を訪れてみると、
そこには美しい花が咲いていました。
ヘルメスはこの花を愛しい婚約者の化身と
思ったのでしょうか、花の名を『クロッカス』と
名付けました。


もう一つのギリシャ神話では、
クロッカスは美青年だったという説もあります。
美青年クロッカス(クロークス)は、
羊飼いの娘スミラックスに恋します。
二人は愛し合い結婚の約束をしたのですが、
神々に反対され二人は仲を裂かれます。


悲しみのあまりにクロッカスは自殺をしてしまいました。
残されたスミラックスは、悲嘆にくれ
毎日泣いて暮らす事になります。
哀れに思った花の神フローラは美青年を
クロッカスにスミラックスを
サルトリイバラという花に変えました。


花になった二人は結ばれたのでしょうか…。
そんなことからギリシャでは、クロッカスとスミラックスは
結婚式の花として用いられたそうです。

すみれ
〜誠実、愛、思慮深い、謙遜〜


ギリシャ神話での神々の長でゼウスの妃、
女神ヘラの神殿巫女であった美しい娘イオは、
ゼウスに見初められました。
ある時、ヘラは草原で戯れているゼウスとイオをみつけます。
慌てたゼウスは妻にみつからないように
イオを牛にかえてしまうという説と、
嫉妬深い妻ヘラがイオを牛に変えてしまうという二通りあります。


とにかくイオは牛になってしまいました。
あたりには雑草しかなく、イオが食べれるものがありません。
哀れに思ったゼウスはイオのために、すみれの葉を作ったそうです。


また、すみれの色が何故、紫色なのか? 
というのにもエピソードがあります。


ある時、ヴィーナスが乙女達の踊っている姿を見て、
息子のキューピットに乙女達と自分とどちらが美しいかを
訊ねたところ、彼は乙女達と答えました。
怒ったヴィーナスは乙女達を紫色になるまで殴ったといいます。
(何ともまぁ、衝撃的なお話ですね)
気の毒に思ったキューピットが乙女達を
すみれの花にしたと言われています。


ユリ
〜純潔、無垢、威厳〜


ギリシャ神話で神々の長であるゼウスは
浮気者で有名です。
そのゼウスが若いアルクメーネに魅かれました。
アルクメーネの夫が留守になったある日、
ゼウスは彼女の夫になりすまして近付きます。


疑わなかったアルクメーネは夫に化けた
ゼウスと3日間過ごします。
その時に生まれたのが、英雄ヘラクレスだったそうです。


ゼウスの妻ヘラの乳を飲ませなければ、
幼い子に永遠の命を与えることはできません。
そこで、ゼウスは妻が眠っているところに
ヘラクレスを添い寝させます。


小さな命は強い生命を求めたのでしょうか? 
ヘラの乳を激しく貪ります。
目覚めたヘラは驚きのあまりに、
手で彼を払いのけました。
この時に散った乳が天に昇り天の川になり、
地上に落ちた乳が、
真っ白なユリの花になったといいます。

月桂樹
〜栄光、勝利、名誉〜


ギリシャ神話の太陽神アポロンはエロスが小さな弓矢で
遊んでいるのをみて、からかいました。
怒ったエロスは2本の矢でアポロンに仕返しをします。
金の矢は恋焦がれ、鉛の矢は相手を好きになれない、
そんな矢をアポロンとダブネに放ちました。


たちまちアポロンは美しい娘ダブネに恋しました。
一方ダブネはアポロンの愛から逃げようとします。
ダブネに冷たくされればされるほどアポロンは熱くなり
彼女を追いかけました。
ある時、とうとう逃げれなくなったダブネをアポロンは
捕まえてしまいます。


ダブネは父である川の神ぺネイオスに
別の姿に変えて欲しいと懇願します。
ダブネは美しい樹へと変化しました。その樹が月桂樹です。
嘆き悲しんだアポロンは月桂樹の葉で冠を作り
愛するダブネをいつも感じられるように
頭に飾ったといわれています。

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